子宮全摘手術をしたよ~その3・入院時の持ち物について
今回の入院・手術は決定から3か月強の猶予がありました。準備をする期間がたっぷりあったわけです。しかも世の中はコロナ感染拡大で、外出も自粛ムード。旅行にも行けなかったので、不謹慎ですが、旅行に行くかのようにウキウキと持ち物をそろえてしまいました。なにしろ身体は元気でしたし。
・最後の診察時に婦人科で「手術のため ご入院される患者さんへ」という案内をもらいました。そこに記載されていたもの。
~入院時に用意していただくもの
□T字帯(1枚)
□腹帯(1~2枚)
□コップ
□ストロー(1~2本)
□清浄綿
□ショーツ
□生理用ナプキン
□洗面用具一式
□前開きのパジャマ(膝丈)
□手術に関する説明・同意書
□質問票
□持参薬・お薬手帳
・さらに、上記以外で入退院受付でもらった「入院のご案内」によると
◇液体石鹸
◇シャンプー、リンス
◇タオル
◇バスタオル
◇ティッシュペーパー
◇マグカップ
◇寝巻き(パジャマ)
◇ガウンなど普段羽織るもの
◇下着(必要な方はオムツ)
◇サイズの合った靴や上履き
◇テレビ用イヤホン
出産のとき(21年前)にも使用した懐かしいものもありますね。
T字帯、腹帯、清浄綿は最後の診察の後に病院の売店で購入しました。
病院ではレンタルも用意がありました。パジャマとタオルを/1日429円(税抜き)です。
□前開きのパジャマ(膝丈)
・・・は手術のときに着用するものなので、これはレンタルすることに。
入院期間は開腹手術の場合10日、内視鏡手術の場合は1週間と言われていました。
てなわけで、前開きパジャマを3枚、amazonのプライムセールでゲット(1着2000円ちょっと)。長袖Tシャツ3枚(GUとメルカリ)スエットズボン(ユニクロ)を2枚用意。
手術後から4日間レンタルのパジャマとタオルを利用し、残りを持参したパジャマで過ごしました。
パンツは「手術跡に響かないユニクロのシームレスショーツが縫い目がなくておすすめ!大き目サイズにするとさらにグッド!」というネットでのアドバイスを受け、4枚ほど購入。ついでにユニクロではブラトップも4枚購入しました。
バスタオル・フェイスタオルは家にあるものを3枚ずつ。
入院中に履く上履きは病院から「かかとがついているもの」と指定がありました。クロックスでいいかなと思っていたのですが、不可。ワークマンプラスで1500円のスリッポンタイプの靴を買いました。手術後すぐは靴を履くのもつらかったので、履きやすいものがおすすめ。
ナプキンはどうせ子宮摘出するし出血もないだろう・・・と思ったら大間違い。これは個人差がかなりあるようですが、私の場合は初めの数日はがっつり出血し、入院中は生理1日目くらいの出血が続きました。普通の日サイズの1パック持っていきましたが足りませんでした。入院中、売店へ買いに行きました。
さらに、ネットで婦人科で手術を受けた方のブログなどを参考にしました。
以下、ネットなどの情報で持っていってよかったものです。
☆速乾性のあるタオル
シャワーで洗髪後、たいへん便利でした。タオル自体も早く乾きます。近所のホームセンターで購入。
☆洗濯ピンチ付きのハンガー
かさばりますが、バスタオルを干すのに重宝しました。100円ショップで購入。
☆ふくだけ化粧水シート
起床後の洗顔がシートでふくだけで済みます。手術後とても楽でした。
☆布製小物入れ
薬やイヤホンなどちょこっと入れておくのに便利でした。手術前にメガネを預けたときに入れておいてもらいました。
☆マスキングテープ・油性ペン
シャワーの時間や覚えておきたいことなど、書いて見やすいところに貼っておきました。
☆洗濯ネット
下着やタオルをコインランドリーで洗濯する際に使用しました。
☆ボールペン、タブレット、延長コード、充電器、本
手術後はやはりひまでした。時間をつぶせるものがあればぜひ。
小さめのキャリーケースと大きめのトートバッグいっぱいの荷物でした。
ダンナに「さすがに荷物多すぎでは・・・」と突っ込まれましたが、足りないよりは
よいのでオッケーです。
持ち物はこれでばっちり!いざ入院です。
子宮全摘手術をしたよ~その2・手術までの道のり
【6月下旬】
さて、紹介状を携えていざ、市内の大学付属病院に。
子宮全摘希望なので話は早かったです。さっぱりとした男の先生。「今、とてもすてきな薬があるんだよね!」とウキウキと提案したのは、偽閉経療法に使われる「レルミナ」という薬の服用。4か月ほどで筋腫と子宮を最小限まで小さくして手術をしよう!とのこと。手術の日程(11月初旬)まで決定しました。
これ以降は基本的に月1で薬の処方で通院です。(このレルミナが1か月8000円かかる薬でした・・・)。
最初の診察から10日後にMRIを取りました。これで子宮の大きさがわかります。
【7月下旬】
1か月後の診察でMRIの結果を確認。「この子宮の大きさだと開腹手術になりますねー」とのこと。内視鏡の方が回復が早いと聞いていたので、できれば開腹は避けたいねえ。がんばってレルミナを飲み続けようと決意しました。夕食前の服用でしたが、ダンナの協力も得て(そんなに頼りにはならないけど)がんばって飲み続けました。
このタイミングで職場に11月に1か月ほど休みます、と伝えました。
【10月中旬】
そして10月半ばに術前検査(血液・心電図・尿などなど)を受けます。その10日後に再度MRI、いよいよ手術の2週間前に最後の診察になります。
【10月下旬】
それを踏まえて手術の方法、起こりうる合併症、および注意事項などなど説明を受けます。なかなか具体的で身体をもぞもぞさせながら聞いていました。
このとき入院についての説明書を受け取り、入院の手続きをしました。部屋の希望なども聞かれます。
【11月初旬】
手術1週間前に新型コロナのPCR検査を受けます。この検査以降は不要不急に外出は避けるように、との注意もありました。
同じ日に麻酔科からの説明を受けました。麻酔中は気管に管を入れるので、歯が折れる可能性がありますが弱い歯はありますか?などなど。差し歯があるのでやや気になりました。
実は今回手術を受け、麻酔関連の対応がいちばんたいへんだったと感じました・・・。
このあたりは実際の手術のときに。
というわけで、あとは入院手術を待つのみとなりました。
子宮全摘手術をしたよ~その1・手術を決心するまで
というわけで、今回、子宮全摘手術というのを受けました。
もともと小中学生のころから生理痛がつらく、出産後は出血も増えました。40歳を過ぎたころから生理周期も不順になり、来たら来たでひどくなる一方でした。生理日以外の下腹痛に悩まされることも。健康診断などで血液検査をしても、いつも貧血を指摘されていました。
子宮頸がん検診の際に子宮内膜症やら子宮筋腫やら腺筋症について婦人科の先生から指摘を受け、検診のたびに「これはつらいでしょう」と同情されていました。
とうとう3年ほど前、見かねた先生に3つの道を提案されました。
1.薬による治療(黄体ホルモン療法)
2.手術
3.閉経を待つ
当時はめちゃくちゃ忙しい職場に勤めてたこともあり、手術までは考えられませんでした。年齢的に閉経を待つのもなぁ。まだ40代半ばだったし。
そこで、薬による治療を始めることにしました。
しかし、生理は楽になったものの、ひたすら副作用の不正出血が続きました。数か月続けたところで「このままじゃ温泉も行けない・・・」とやめることに。
それから3年、比較的落ち着いた職場に転職しました。症状はもちろん変わりません。今年の検診のときに先生が「あなたの場合、もう取っちゃっていいと思う・・・」としみじみ言ったことをきっかけに子宮全摘を検討することに。「取ったら生理も来ないし、がん検診もいらないし、バラ色の未来が待っているよ!」とのこと。
え、手術ってそんなに前向きなことなのっ?!
そういやコドモの中・高校時代の母友で何かしら子宮に関する手術をした方がいたことを思い出しました。経験者の話を聞いてみよう!
「ごぶさたしています、実は・・・」とLINEをしてみることにしました。コドモが高校を卒業して3年、久しぶりの連絡がこんなのですみません・・・。
でも、きさくな人たちでよかった。さらに、2人とも子宮を全摘していました。口をそろえて「生理もないし、貧血も治って快適!」とのことでした。もう、取るしかないでしょう。
ダンナには「前からつらかったのだが、子宮を取るよう医者に勧められている。みんなも取ってよかったと言っている」とほぼ事後報告でした。
翌週、婦人科へ行った際に「取ります!」と伝え、市内の大学付属病院に紹介状を書いてもらいました。
これが今年の6月のことです。
ブログ開設にあたって
実は他のサイトで本名で日記を書いています。
主に家族も含め知り合いが読んでくれているのですが、どうしても踏み込んだことが書きづらくなってしまいました。
自分の病気のこととか、子どもの受験のこととか。
つい最近とある手術をしたのですが、web上でいろいろ情報を得ることができました。
私もまた誰かの役に立てたらよいなぁと、匿名でブログを書くことにしました。
他のネタについても、ちょっとずつ残していきたいと思います。
よろしくお付き合いください。